
「スイトルボディを使ってみたいけれど、費用が気になる」「補助金で購入できると聞いたけど、どうすればいいの?」
障害のある子どもを在宅で介護されているご家族から、このようなご質問をよくいただきます。
結論からお伝えすると、スイトルボディは「日常生活用具給付制度」を活用して、費用の大部分を補助してもらえる可能性があります。
ただし、制度の仕組みを知らないまま購入してしまうと補助を受けられなくなるケースがあります。この記事では、在宅で障害のある子どもを介護されているご家族を対象に、申請の流れと注意点を順を追って解説します。
スイトルボディとは
スイトルボディは、寝たままの状態でも体を洗える介護用洗身用具です。ノズルの先端が「お湯の噴射」と「汚水の吸引」を同時に行うため、周囲を濡らさずに体を清潔に保つことができます。
気管切開や胃ろうがあるお子さん、重症心身障害のあるお子さんなど、従来の入浴介助が難しいご家庭でも使いやすい設計になっています。2025年4月にはTAISコード(02201 000001)を取得し、福祉用具・介護テクノロジーとして国に正式に認定されました。
日常生活用具給付制度とは
日常生活用具給付制度は、障害のある方が自宅での日常生活をより自立して送れるよう、用具の購入費用を市区町村が補助する制度です。障害者総合支援法に基づく「地域生活支援事業」のひとつで、全国すべての市区町村が実施しています。
スイトルボディのような入浴補助用具は「自立生活支援用具」カテゴリに分類され、給付対象になる可能性があります。
対象となる方
以下のいずれかの手帳・受給者証をお持ちの方が申請できます。
- 身体障害者手帳(肢体不自由・内部障害など)
- 療育手帳(知的障害)
- 精神障害者保健福祉手帳
- 小児慢性特定疾病医療受給者証
- 指定難病の受給者証
お子さんの障害の種類によって対象要件が異なる場合があるため、まずはお住まいの自治体の障害福祉課に確認することをお勧めします。
自己負担額の目安
世帯の所得状況によって自己負担額が変わります。一般的な目安は以下の通りです。
| 世帯区分 | 自己負担 |
|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円 |
| 低所得世帯(市町村民税非課税) | 0円 |
| 一般世帯(市町村民税課税) | 費用の1割(上限あり) |
多くのご家庭では、実質1割以下の自己負担でスイトルボディを入手できる可能性があります。ただし補助の上限額は自治体によって異なります。
申請の流れ(ステップごとに解説)
⚠️ 最初に必ず確認:購入前に申請が必要です
スイトルボディを先に購入してしまうと、補助の対象外になります。 これは日常生活用具給付制度全般に共通するルールです。「後から申請しよう」と思って購入した場合は給付を受けられませんので、必ず以下の手順で進めてください。
お住まいの市区町村の障害福祉課に相談する
まず、お住まいの市区町村の障害福祉課(または子ども家庭福祉課)に連絡します。窓口での相談のほか、電話でも受け付けてくれる自治体がほとんどです。
相談時に伝えること:
- 障害のある子どもの在宅介護をしている
- 入浴介助が困難で、スイトルボディという洗身用具の購入を検討している
- 日常生活用具給付制度の対象になるか確認したい
この段階で「スイトルボディが自分の自治体で給付品目に含まれているか」を確認できます。スイトルボディはTAISコードを取得しているため、多くの自治体で対象品目として認められる可能性がありますが、自治体によって品目リストが異なるため事前確認が欠かせません。
申請書類を準備する
給付対象になると確認できたら、以下の書類を準備します。
一般的に必要な書類:
- 日常生活用具費支給申請書(自治体の窓口またはウェブサイトから入手)
- 見積書(スイトルボディの販売業者から取得)
- カタログまたは仕様書(スイトルボディのもの)
- 障害者手帳の写しまたは受給者証の写し
- 医師の意見書(自治体によって必要な場合あり)
見積書については、弊サイトの資料請求フォームからご連絡いただければ対応いたします。
市区町村に申請書類を提出する
準備した書類を障害福祉課に提出します。提出後、自治体が内容を審査し、給付の可否を判定します。審査期間は自治体によって異なりますが、おおむね2〜4週間程度が目安です。
給付決定通知書・給付券を受け取る
審査が通ると、「日常生活用具給付決定通知書」と「日常生活用具給付券」が届きます。この給付券が、補助を受けて購入するための証明書になります。
給付券を使ってスイトルボディを購入する
給付券を持参または提示し、スイトルボディを購入します。自己負担分(1割など)のみのお支払いで入手できます。
申請が通らなかった場合は?
自治体によっては、スイトルボディが給付品目リストに含まれていない場合があります。その場合でも、以下の方法で対応できることがあります。
①「品目追加」を相談する
給付品目リストは自治体が独自に設定しているため、必要性を説明することでリストに追加してもらえるケースがあります。担当者に「TAISコードを取得した製品であること」「在宅での入浴介助が困難な状況」を具体的に説明してみてください。
②相談支援専門員に同席・代行を依頼する
お子さんの支援に関わっている相談支援専門員がいれば、申請手続きの相談に乗ってもらうことができます。制度に詳しい専門家のサポートを借りることで、申請がスムーズに進む場合があります。
③他の補助制度を探す
自治体独自の助成制度や、障害児向けの福祉用具レンタル制度がある場合もあります。
よくある質問
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子どもの年齢に制限はありますか?
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日常生活用具給付制度は年齢要件を定めていない場合がほとんどです。ただし自治体によって要件が異なるため、窓口に確認してください。
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一度補助を使って購入したら、次回はいつ申請できますか?
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入浴補助用具の耐用年数(多くの場合8年程度)が経過すれば再申請できます。ただし、お子さんの成長による体格変化など特別な事情がある場合、耐用年数以内でも再申請が認められることがあります。
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施設に入所している場合も申請できますか?
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日常生活用具給付制度は在宅で生活している方が対象です。施設入所中は申請できない場合があります。
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申請からどれくらいで手元に届きますか?
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申請から給付決定まで2〜4週間、その後の購入・配送を含めると1〜2ヶ月を見ておくのが安全です。急ぎの場合は窓口で相談してみてください。
まとめ
スイトルボディは、日常生活用具給付制度を活用することで、多くのご家庭が費用の大部分を補助してもらいながら入手できる可能性があります。
申請のポイントをもう一度整理します。
- 購入前に必ず自治体の障害福祉課に相談する(購入後は補助対象外)
- スイトルボディはTAISコード取得済みで給付対象になりやすい製品
- 自己負担は多くの場合1割以下
- 申請が通らない場合は「品目追加」の相談や、相談支援専門員のサポートが有効
「うちの自治体では使えるの?」「申請書類の見積書はどう用意すればいい?」など、疑問やご不安がある場合はお気軽にお問い合わせください。申請のサポートについてもご案内しています。
スイトルボディの詳細・資料請求はこちら
補助金申請に必要な見積書の発行も対応しています。まずはお気軽に資料請求・お問い合わせください。
本記事の情報は2026年5月時点のものです。制度の詳細は自治体によって異なります。最新の情報はお住まいの市区町村の障害福祉課にご確認ください。