
「デイサービスで入浴してもらえるの?」「デイで入浴できる日はいいけど、来ない日の入浴が課題」——障害のある子どもを在宅で介護するご家族から、こうした声が多く届きます。
放課後等デイサービスでの入浴は「施設によって対応がまったく異なる」というのが現実です。対応している施設を見つけられたとしても、週に通える日数には限りがあり、「デイのない日をどうするか」は多くのご家族が直面する課題です。
このページでは、放課後等デイサービスにおける入浴の実態・事業所の選び方・医療的ケアがある場合の注意点、そしてデイがない日の在宅入浴との組み合わせ方を詳しく解説します。
放課後等デイサービスで入浴できる?
放課後等デイサービスは、障害のある学齢期(6〜18歳)のお子さんが放課後や学校の長期休暇中に利用できる通所支援サービスです。
入浴サービスを提供している事業所はありますが、すべての施設が対応しているわけではありません。 入浴設備(浴室・シャワールーム)を持つ施設、医療的ケアに対応できるスタッフが確保できている施設のみ、日常的な入浴支援を行っています。
放課後等デイサービスで入浴できる条件
事業所によって異なりますが、一般的に以下の条件が整っている場合に入浴支援が行われます。
- 施設内に入浴設備(浴室・シャワーブース)がある
- 入浴介助を行えるスタッフの人数・体制が確保されている
- お子さんの障害程度・医療的ケアの内容に対応できる
- 事業所の個別支援計画に「入浴支援」が組み込まれている
入浴支援を行っている事業所でも、体調が悪い日・スタッフが不足している日はケアを省略されることがあります。「デイで必ず毎回入浴できる」とは限らない点を踏まえて計画することが大切です。
入浴対応の事業所を探すポイント
- 「入浴あり」「入浴支援あり」を明示している事業所を相談支援専門員に紹介してもらう
- 見学時に実際の浴室環境・スタッフの体制を確認する
- 「週何回入浴できるか」「体調不良時はどうなるか」を具体的に質問する
- 他の保護者のロコミ・体験談を聞く機会を探す
- 医療的ケアがある場合は看護師が常駐または訪問する事業所を必ず選ぶ
障害児通所支援の種類と入浴対応
放課後等デイサービス以外にも、障害のある子どもが入浴支援を受けられるサービスがあります。
児童発達支援(就学前・0〜6歳)
就学前のお子さんが通う通所支援サービスです。入浴支援を行っている施設は放課後等デイサービスよりも少ない傾向がありますが、医療型児童発達支援センターなどでは入浴ケアが行われることがあります。
医療型放課後等デイサービス
医療的ケアのあるお子さんを専門に受け入れる放課後等デイサービスです。看護師が常駐し、気管切開・胃ろう・在宅酸素などのケアをしながら入浴支援を行える事業所があります。通常の放課後等デイサービスよりも入浴支援の実績・体制が整っていることが多いです。
生活介護(18歳以上)
18歳以上の障害者が日中活動の場として利用する通所サービスです。入浴支援を提供している施設が多く、成人になってからの入浴ケア体制の主軸になるケースがあります。
短期入所(ショートステイ)
数日間施設に宿泊するサービスです。利用中は毎日入浴介助を受けられるため、家族のレスパイトとしても活用されます。ただし連続利用には日数制限があります。
デイサービスで入浴できる日・できない日の課題
デイサービスに通う日は施設で入浴できても、通わない日・長期休暇・体調不良で休んだ日の入浴は家族が対応するしかありません。
「デイがある日はいいけど、ない日が課題」というご家族が非常に多いです。週に2〜3日デイに通うお子さんの場合、残りの4〜5日は在宅での対応が必要になります。
特に負担が大きくなる場面
- 夏休み・冬休みなど長期休暇中(デイの利用可能日数が増えないのに、家での時間が長くなる)
- 体調不良でデイを休んだ日(体が弱っているときほど清潔ケアが大切なのに、介助しにくい状況になる)
- 学校行事・デイの定休日(週によってはデイがない日が連続する)
デイのない日に「清拭だけで終わらせてしまう」ことへの罪悪感を感じているご家族も多くいます。清拭だけで終わらせてしまう罪悪感について詳しく読む
デイがない日にお湯で体を洗える方法
デイサービスのない日・訪問入浴のない日にも毎日お湯で体を洗えるようにするために活用されているのがスイトルボディです。
スイトルボディはノズルからお湯を噴射しながら汚水を同時に吸引するため、浴槽に入らずにベッドの上で全身を洗えます。浴槽への移乗が不要で、一人でも安全に介助できるため、デイのない日の日常ケアとして取り入れるご家族が増えています。
デイのない日にスイトルボディを使うメリット
- 浴槽への移乗・抱え上げが不要 → 家族一人でも安全にケアできる
- 毎日使えるため「今日は入れなかった」という日をなくせる
- 体調が悪い日もベッドで体を洗えるため、清潔が保ちやすい
- 訪問入浴と組み合わせることで、週を通じて安定したケア体制が作れる
週間スケジュール例:デイ+スイトルボディの組み合わせ
| 曜日 | 入浴方法 |
|---|---|
| 月・水・金 (デイサービスの日) |
施設で入浴 |
| 火・木 (デイなし) |
スイトルボディでベッドサイドケア |
| 土 (訪問看護の日) |
訪問看護師立ち会いのもとシャワー浴 |
| 日 (自宅) |
スイトルボディでベッドサイドケア |
この組み合わせで「毎日清潔を保てるようになった」「清拭だけの日をなくせた」という声が届いています。
医療的ケアがある場合のデイサービス選び
気管切開・胃ろう・在宅酸素・人工呼吸器など医療的ケアがあるお子さんは、通常の放課後等デイサービスでは入浴支援を断られるケースがあります。
医療型放課後等デイサービスを探す
医療的ケアのあるお子さんには、看護師が常駐している医療型放課後等デイサービスまたは看護師連携型の事業所を選ぶことが基本です。
事業所を選ぶ際に確認すること:
- 看護師の常駐人数・資格(正看護師か准看護師か)
- お子さんの医療的ケア(気管切開・胃ろうなど)の受け入れ実績
- 入浴時の医療的ケア管理の手順(気管切開部位の防水処置など)
- 入浴中の緊急対応体制
- 保護者への入浴後の報告方法
相談支援専門員に探してもらう
医療的ケアのあるお子さんの事業所探しは、相談支援専門員に「医療的ケアがあって入浴支援もお願いしたい」と明確に伝えることで、地域の対応可能事業所を案内してもらいやすくなります。
夏休みの入浴ケアを乗り越える
夏休みは入浴の頻度が増える傾向があります(暑さ・発汗・皮膚トラブル予防のため)。一方、デイサービスの利用可能日数は変わらないため、在宅での入浴介助の負担が大きくなる季節でもあります。
夏休みを前に、以下を確認・準備しておくことをお勧めします。
- デイサービスの夏休み期間中の利用可能日数・入浴対応回数の確認
- 訪問入浴サービスを一時的に追加できるか相談支援専門員に相談
- スイトルボディを夏前に導入し、デイのない日の日常ケアとして慣れておく
- 熱中症予防の観点から、清拭ではなくお湯を使ったケアを毎日行う体制を整える
補助金制度について
スイトルボディは日常生活用具給付制度の対象品目です。以下の手帳・証明書をお持ちのご家族は費用の最大9割以上が補助される場合があります。
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 小児慢性特定疾病医療受給者証
よくある質問
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通っているデイサービスが入浴非対応です。施設を変えるべきですか?
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入浴以外の支援内容・通いやすさ・お子さんとスタッフの関係性も重要な要素です。施設を変えることが最善とは限りません。在宅でスイトルボディを導入してデイで入浴できない日をカバーする方法も現実的な選択肢です。
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デイサービスで入浴できる日は週2回です。それ以外の日はどうすればよいですか?
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スイトルボディを在宅に導入することで、デイで入浴できない日も毎日お湯で体を洗えるようになります。訪問看護・訪問入浴との3本立てで週を通じたケア体制を組んでいるご家族もいます。相談支援専門員と一緒に週間スケジュールを組むことをお勧めします。
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夏休みなどデイが長期で使えない場合の入浴はどうすればよいですか?
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夏休みはデイでの入浴機会が相対的に減り、在宅での負担が増えます。このタイミングでスイトルボディの導入を検討されるご家族が多くいます。また一時的に訪問入浴を追加することも選択肢として相談支援専門員に相談してみてください。
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デイサービスで入浴すると、帰宅後に体調が悪くなることがあります。
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施設での入浴後の疲労・体温変化・移動による負担が影響している可能性があります。デイでの入浴タイミング・湯温・入浴後の休息体制について事業所側に相談してください。帰宅後に体調が安定しやすい時間帯に入浴してもらえるよう調整できることもあります。
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デイサービスで入浴介助を頼むのは申し訳ない気がします。
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デイサービスの支援計画に「入浴支援」を位置づけることは、お子さんの生活支援として正当なニーズです。遠慮せずに相談支援専門員・事業所のスタッフに伝えてください。
まずはご相談ください
「デイがない日の入浴に困っている」「スイトルボディを試してみたい」——どんな入口でもご相談を受け付けています。
本記事は2026年5月時点の情報に基づいています。放課後等デイサービスの入浴対応状況は事業所によって異なります。詳細は各事業所・相談支援専門員にご確認ください。


