気管切開・胃ろう・在宅酸素など医療的ケアのある子どもの入浴介助は、家族だけで行うには不安なことが多くあります。「看護師さんが来る日は入浴できているけれど、来ない日が課題」「訪問看護に入浴を頼めるの?」という疑問をお持ちのご家族に向けて、訪問看護と入浴サポートの関係を整理します。


訪問看護師は入浴介助に関わるか

結論から言うと、訪問看護師は入浴介助に関わることができます。ただし、訪問看護は「医療的ケアの管理・観察・実施」が主な役割であり、身体介護そのものは居宅介護(ホームヘルパー)の役割と区分されている部分もあります。

実際の運用としては、以下のようなパターンがあります。

パターン①:訪問看護師が入浴時に立ち会い・見守りをする

医療的ケアがある部位の管理(気管切開部位の確認・カフ圧管理など)を看護師が担い、体を洗う作業は家族やヘルパーが行うという役割分担です。看護師がいることで家族の不安が大幅に減り、安全に浴槽入浴ができるケースがあります。

パターン②:訪問看護師が清拭・部分浴を実施する

浴槽入浴が難しい場合、訪問看護師が清拭(タオルで拭く)や足浴・手浴などの部分浴を実施することがあります。

パターン③:訪問入浴サービスと訪問看護を組み合わせる

医療的ケアのある子どもが利用できる「医療対応型訪問入浴」では、看護師が同行してケアを管理しながら入浴サービスを提供します。費用・利用頻度については事業者・自治体によって異なります。


訪問看護のある日・ない日の課題

訪問看護の頻度は週に数回が一般的です。看護師が来る日は安全に入浴できていても、来ない日の入浴をどうするかが多くのご家族の悩みです。

「看護師のいない日は清拭だけで終わらせてしまう」——この罪悪感を抱えているご家族は少なくありません。清拭では落とせない皮脂汚れ・体臭が積み重なっていくことへの不安も大きいです。

清拭だけで終わらせてしまう罪悪感について詳しく読む


訪問のない日に毎日清潔を保つ方法

医療的ケアのある子どもが、訪問看護のない日に浴槽を使わずに全身をお湯で洗える方法として、スイトルボディを活用するご家族が増えています。

スイトルボディはノズルからお湯を噴射しながら汚水を同時に吸引するため、ベッドのシーツを濡らさずに体を洗えます。浴槽への移乗が不要で、気管切開・胃ろうなど医療的ケアがある部位を避けながら体幹・四肢・背中・頭を洗えます。

訪問看護師との連携で活用するパターンとして、以下のような使い方が実際にあります。

  • 訪問看護の日:看護師立ち会いのもと浴槽入浴またはシャワー浴
  • 訪問のない日:スイトルボディでベッドサイドケア(家族が一人で対応)

このような組み合わせで「清拭だけで終わらせる日がなくなった」というご家族の声が届いています。

スイトルボディの仕組みと特長を詳しく見る


訪問看護師にスイトルボディの使用可否を確認する

医療的ケアのある部位への使用については、家族が独断で判断せず、必ず主治医・訪問看護師に相談・確認してください。どの部位を洗えるか、どのような体位で使うかを事前に訪問看護師と一緒に確認しておくことで、安全に日常ケアとして取り入れることができます。

医療的ケアがあるお子さんへの入浴について詳しく読む


補助金制度について

スイトルボディは日常生活用具給付制度の対象品目です。障害者手帳・療育手帳・小児慢性特定疾病医療受給者証をお持ちのご家族は費用の最大9割以上が補助される場合があります。

補助金での購入手順を詳しく見る


よくある質問

訪問看護師にスイトルボディの使い方を教えてもらえますか?

スイトルボディの導入時に訪問看護師に使い方をご確認いただくことをお勧めしています。弊社からも使用方法の資料をお送りすることができます。

訪問看護ステーションへの説明資料はありますか?

はい、訪問看護師・医療機関向けの資料をご用意しています。お問い合わせフォームよりご依頼ください。

医療的ケアがあってもスイトルボディを使えますか?

気管切開・胃ろうなど医療的ケアがある部位を避けながら使うことができます。具体的な使用可否は、お子さんの状態を主治医・訪問看護師に確認したうえで判断してください。

訪問入浴サービスとの違いは何ですか?

訪問入浴は専門スタッフが浴槽を持ち込んで入浴させてくれるサービスですが、週2〜3回の頻度が上限でコストもかかります。スイトルボディは訪問のない日に家族が日常的に使えるベッドサイドケアの道具として、訪問入浴と補完的に組み合わせて使われています。


まずはご相談ください

「訪問看護師と連携して使えるか確認したい」「資料を訪問看護ステーションに渡したい」——どんなご相談でも対応しています。

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*本記事は2026年5月時点の情報に基づいています。医療的ケアのある部位への使用については、必ずお子さんの主治医・訪問看護師の指示に従ってください。*