
「入浴介助が大変で限界だが、誰に相談すればいいかわからない」「補助金で洗身用具を買いたいが、手続きが複雑でどこから始めればいいかわからない」「訪問入浴を増やしたいが、相談窓口がどこかわからない」
在宅で障害のある子どもを介護するご家族が「困っていても、どこに相談すればいいかわからない」という状況に陥るのはとても多いことです。
そんなときに頼れる専門家が相談支援専門員です。この記事では、相談支援専門員が何をしてくれる人なのか、どこで見つけられるのか、入浴介助に関する悩みをどう相談すればいいかを解説します。
相談支援専門員とは
相談支援専門員は、障害者総合支援法に基づいて配置される専門職です。障害のある方やそのご家族が必要なサービスを適切に利用できるよう、サービス等利用計画の作成・支援の調整・関係機関との連絡を総合的に行う役割を担っています。
平たく言えば、「障害福祉サービスの使い方を一緒に考えてくれるコーディネーター」です。
主な役割
- サービス等利用計画の作成:どの福祉サービスをどの頻度で使うかを計画化し、行政への申請をサポートする
- 困りごとの相談:日常生活・在宅介護における悩みを聞き、解決策を一緒に考える
- サービス事業者の紹介:訪問看護・訪問入浴・ヘルパー・福祉用具事業者など適切な事業者をつないでくれる
- 制度の説明:補助金・給付制度・申請手続きについて教えてくれる
- モニタリング:定期的に状況を確認し、必要に応じてサービス内容を見直してくれる
入浴介助に関してどんな相談ができるか
相談支援専門員は「入浴介助の専門家」ではありませんが、入浴介助に関係する以下のような悩みをサポートしてもらえます。
訪問入浴サービスの追加・回数の変更
「訪問入浴を週2回から3回に増やしたい」「医療的ケアがある子どもに対応できる訪問入浴事業者を探したい」といった相談に対応してもらえます。サービス等利用計画の変更が必要な場合は手続きを一緒に進めてくれます。
福祉用具・日常生活用具の選定と補助金申請
「バスチェアを購入したいが補助金が使えるか知りたい」「スイトルボディを日常生活用具給付制度で購入する手続きを教えてほしい」という相談ができます。申請に必要な書類・手順を教えてもらえ、場合によっては窓口への同行もしてもらえます。
ヘルパーによる入浴介助の追加
「入浴介助を手伝ってもらえるヘルパーをお願いしたい」「今のサービス利用計画に入浴介助を追加したい」といった要望を伝えることができます。
介助者の負担軽減全般
「腰が限界で介助を続けられるか不安」「一人での介助が怖い」という介助者自身の悩みも相談できます。レスパイトサービス(短期入所・日中一時支援など)の活用や、サービス量の見直しを提案してもらえます。
相談支援専門員はどこで見つけられるか
すでに利用している場合
障害福祉サービスの受給者証をお持ちであれば、すでに担当の相談支援専門員がいる可能性が高いです。受給者証または「サービス等利用計画」の書類に担当事業所の連絡先が記載されています。
まだ利用していない場合
以下のいずれかに問い合わせてください。
市区町村の障害福祉課(福祉事務所)
お住まいの市区町村役場の障害福祉担当窓口に「相談支援事業所を紹介してほしい」と伝えると、地域の相談支援事業所一覧を案内してもらえます。
基幹相談支援センター
地域の障害福祉相談の中核を担う機関です。「どこに相談すればいいかわからない」という段階でも受け付けてくれます。市区町村のウェブサイトまたは役場窓口で場所を確認してください。
担当の訪問看護師・かかりつけ医
すでに訪問看護・医療機関を利用している場合は、担当者に「相談支援専門員をつけたい」と伝えると紹介してもらえることが多いです。
相談支援専門員に費用はかかるか
相談支援専門員によるサービス等利用計画の作成・相談支援は、障害者総合支援法に基づく「計画相談支援」として提供されます。利用者の自己負担はありません(費用は公費で賄われます)。
安心して相談してください。
相談するときに伝えると効果的なこと
相談支援専門員に相談する際、以下を整理して伝えるとスムーズです。
① 今困っていることを具体的に伝える
「入浴介助で腰が限界で、週に何回かは一人でやらないといけない」「訪問入浴のない日に清潔ケアができなくて困っている」など、具体的な状況を話してください。
② やってみたいこと・欲しいものを伝える
「洗身用具を補助金で購入したい」「訪問入浴を増やしたい」「入浴を手伝ってくれるヘルパーを探したい」など、希望を率直に伝えてください。「こんなことを言っていいのかな」と遠慮する必要はありません。
③ 手元にある書類を確認しておく
障害者手帳・療育手帳・受給者証の番号や有効期限を確認しておくと、手続きがスムーズになります。
よくある質問
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相談支援専門員に「入浴介助のことを相談したい」と言っていいですか?
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もちろんです。在宅介護における生活全般の困りごとを相談するのが相談支援専門員の役割です。「こんな些細なことを…」と遠慮せずに相談してください。
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相談支援専門員がいない場合はどうすればいいですか?
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まず市区町村の障害福祉課または基幹相談支援センターに問い合わせてください。担当者が決まっていない場合も、窓口で相談を受け付けてもらえます。
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相談支援専門員と訪問看護師はどう違いますか?
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訪問看護師は医療・看護ケアを直接提供する専門職です。相談支援専門員は医療行為は行わず、サービスの調整・計画・相談を担います。どちらも在宅介護に欠かせない存在で、連携して動いてくれることが多いです。
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スイトルボディを補助金で購入する手続きを相談支援専門員に手伝ってもらえますか?
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補助金申請のサポートは相談支援専門員の業務範囲内です。「日常生活用具給付制度でスイトルボディを購入したい」と伝えれば、申請手続きの流れを教えてもらったり、窓口への同行サポートを受けられる場合があります。申請手順の詳細は日常生活用具給付制度でスイトルボディを購入する方法もあわせてご覧ください。
まとめ
相談支援専門員は、障害のある子どもを在宅で介護するご家族が「困ったときに最初に頼れる専門家」です。
- 訪問入浴・ヘルパー・福祉用具など、必要なサービスを一緒に整理してくれる
- 補助金申請の手続きをサポートしてくれる
- 利用者の自己負担はゼロ
- 「こんなことを相談してもいいのか」という遠慮は不要
「入浴介助が大変で誰かに相談したい」という方は、担当の相談支援専門員に相談することから始めてください。まだ担当者がいない場合は、市区町村の障害福祉課への問い合わせが最初のステップです。
スイトルボディに関するご相談・資料請求は以下からお気軽にどうぞ。
入浴介助全般のお悩みは障害のある子の入浴介助が「怖い・大変」と感じているあなたへもあわせてご覧ください。
*本記事は一般的な情報提供を目的としています。制度の詳細は市区町村の窓口でご確認ください。2026年5月時点の情報に基づいています。*


