尿道カテーテルは、自力での排尿が難しい方の尿を体外に排出するために尿道に挿入・留置するカテーテルです。脊髄損傷・神経因性膀胱・筋疾患などのお子さんで使用されることがあります。
カテーテルが留置されている状態での入浴は、尿路感染(カテーテル関連尿路感染:CAUTI)の予防管理が重要です。
※ 入浴方法については必ず主治医・訪問看護師の指示に従ってください。
尿道カテーテルの種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 留置カテーテル(バルーンカテーテル) | 24時間留置。蓄尿バッグに接続 |
| 間欠導尿 | 排尿のたびに挿入・抜去を繰り返す |
留置カテーテルと間欠導尿では入浴時の対応が異なります。
留置カテーテル(バルーンカテーテル)がある場合
入浴の基本
留置カテーテルがある場合も、適切な管理のもとで入浴・ベッドサイドケアを行うことができます。
基本的なルール:
- 蓄尿バッグは常に膀胱より低い位置に保つ(逆流防止)
- 入浴中もバッグを床・浴槽の縁などに置き、膀胱より高くならないようにする
- チューブが引っ張られないよう固定を確認する
- 会陰部・カテーテルの挿入部を丁寧に清潔に保つ(1日1回以上)
浴槽入浴の場合
- 蓄尿バッグを浴槽の外(低い位置)に置く
- カテーテルが浴槽の縁で折れ曲がっていないか確認する
- 入浴後は会陰部・カテーテル挿入部を清潔に保つ
ベッドサイドケアの場合
スイトルボディでのベッドサイドケアは、留置カテーテルのあるお子さんに特に適しています。
- ベッドの横に蓄尿バッグを下げた状態のまま、体位変換しながらケアできる
- カテーテル挿入部(会陰部)を丁寧に洗える
- バッグを常に適切な位置に保ちやすい
間欠導尿のお子さんの場合
間欠導尿(自己導尿・介助導尿)を行っているお子さんは、入浴前に導尿を行い、膀胱を空にしてからケアを行うことが基本です。
入浴中に尿意・排尿が起きた場合の対応を事前に訪問看護師と確認しておいてください。
尿路感染を予防するためのポイント
カテーテルがある状態では尿路感染のリスクが常にあります。入浴を通じた感染予防のポイントを確認してください。
- 会陰部・カテーテル挿入部を毎日清潔に保つ(入浴または清拭で)
- カテーテルと皮膚の接触部を石鹸でやさしく洗い、水でしっかり流す
- 強くこすらない(粘膜・カテーテルへの刺激を最小限に)
- 入浴後は挿入部を乾燥させてから新しいドレッシングを当てる(必要な場合)
- 尿の色・臭い・量の変化(混濁・血尿・悪臭)を観察し、異常があれば報告する
尿路感染のサインと対応
入浴・清潔ケアの際に以下のサインが見られた場合は、訪問看護師・主治医に連絡してください。
- 尿が濁っている・悪臭がある
- 血尿(赤みがかった尿)
- 発熱・寒気
- 会陰部の発赤・腫れ・分泌物
よくある質問
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バルーンカテーテルがあっても浴槽に入れますか?
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蓄尿バッグの位置管理ができれば入浴できる場合があります。ただしバッグを浴槽の外・適切な位置に保つことが条件です。具体的な方法は訪問看護師と確認してください。
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入浴中にカテーテルが抜けてしまった場合はどうしますか?
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自分で再挿入しようとせず、すぐに訪問看護師・主治医に連絡してください。
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会陰部を洗うときに石鹸を使ってよいですか?
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低刺激の洗浄剤でやさしく洗うことが基本です。粘膜に刺激の強い洗浄剤は避けてください。具体的な洗浄剤の種類は訪問看護師に確認してください。
まずはご相談ください
尿道カテーテルのあるお子さんのベッドサイドケアについて、スイトルボディを使った方法をご案内します。
*本記事は2026年5月時点の情報に基づいています。カテーテル管理については必ず主治医・訪問看護師の指示に従ってください。*

