「頭を洗えない日が続いている」「シャンプーを極端に嫌がって洗わせてくれない」「浴槽に入れない日でも、せめて髪だけは洗ってあげたい」——障害のある子どもの洗髪に困っているご家族から、こうした声が多く届きます。

このページでは、障害のある子どもの頭・髪を洗う際の工夫と、ベッドの上でも洗髪できる方法を解説します。


障害のある子どもの洗髪が難しい理由

浴槽・浴室への移動が困難

重症心身障害・肢体不自由・筋ジストロフィーなど身体障害があるお子さんは、浴室への移動・浴槽への移乗そのものが困難な場合があります。入浴できない日は清拭で体を拭くだけになり、頭を洗えないまま過ごすことが続きやすいです。

シャンプーや水を嫌がる

自閉症・感覚過敏のあるお子さんは、シャンプーの匂い・顔に水がかかる感覚・シャワーの音などを強く嫌がることがあります。浴槽入浴はできていても洗髪だけが難しい、というケースも多いです。

医療的ケアがあって浴室に入れない

気管切開・在宅酸素・胃ろうなど医療的ケアがあり、浴槽入浴に踏み出せないまま清拭中心の生活になっているお子さんでは、頭を洗う機会が特に少なくなりがちです。


シャンプーを嫌がる場合の工夫

感覚過敏への対応

  • 無香料・低刺激シャンプーに変える(匂いへの過敏を軽減)
  • シャワーの水圧を弱くするまたはぬるめのお湯をコップで静かにかける(水の当たる感覚を和らげる)
  • シャンプーハットを使って顔に水がかからないようにする
  • 洗う順番を毎回同じにする(見通しを持たせることで不安を軽減)
  • お気に入りのシャワーヘッド・おもちゃを取り入れる

短時間で完了させる

「完璧に洗う」より「短時間で終わらせる」を優先することで、嫌がりが軽減されるケースが多いです。泡立て・すすぎを手早く行う練習を積み重ねることが大切です。

ドライシャンプーの活用

洗髪が難しい日のつなぎとして、ドライシャンプー(水を使わないシャンプー)を活用する方法があります。皮脂・臭いを一時的に抑えることができますが、お湯での洗い流しには及ばないため、できる日には水を使った洗髪を行うことが理想です。


浴室に行けない日でも頭を洗う方法

ケリーパッド(洗髪台)を使ったベッド洗髪

ケリーパッドはベッドの上に置いて頭を支えながらお湯をかけて洗髪するための用具です。寝たきりのお子さんでも洗髪できますが、お湯の回収・後片付けの手間が大きいという課題があります。

スイトルボディを使ったベッド洗髪

スイトルボディはノズルからお湯を噴射しながら汚水を同時に吸引するため、ベッドを濡らさずに頭を洗えるのが最大の特長です。ケリーパッドと異なり、お湯をタライで受けたり後片付けに手間をかけたりする必要がありません。

仰向けに寝た状態で頭を軽く支えながら、ノズルで頭皮全体をお湯で洗い流せます。シャンプーを使った本格的な洗髪ができるため、清拭ではどうしても落とせない頭皮の皮脂・においをすっきりと落とせます。

「自宅でベッドの上で頭を洗ってあげたとき、子どもが初めて『気持ちいい』と言った」——そんなご家族からの声もいただいています。

スイトルボディの使い方・洗髪手順について詳しく読む

スイトルボディの仕組みと特長を詳しく見る


頭を洗えない日が続いている罪悪感

「今日も頭を洗えなかった」という日が積み重なると、介護者として大きな罪悪感を感じるご家族が多くいます。その気持ちに寄り添う内容を清拭だけで終わらせてしまう罪悪感について詳しく読むでもお伝えしています。


補助金制度について

スイトルボディは日常生活用具給付制度の対象品目です。障害者手帳・療育手帳・小児慢性特定疾病医療受給者証をお持ちのご家族は費用の最大9割以上が補助される場合があります。

補助金での購入手順を詳しく見る


よくある質問

スイトルボディで頭を洗うとき、目や耳に水が入りませんか?

ノズルを手元で操作できるため、顔・目・耳を避けながら洗うことができます。お子さんの頭の向き・体位を安定させながら行うことで、目や耳への水の侵入を防げます。

普通のシャンプーを使えますか?

はい、使用できます。シャンプーを泡立てて頭皮に馴染ませてからノズルで洗い流すという手順が一般的です。

髪の長い子でも洗えますか?

はい。髪が長い場合は頭の下にタオルを敷いて髪が絡まないようにし、分けながら丁寧に洗い流します。

医療的ケアがあっても頭だけ洗えますか?

気管切開・胃ろうなどのケアがある場合でも、ケア部位を避けながら頭部を洗うことは多くの場合可能です。ただし使用前に必ず主治医・訪問看護師の指示を確認してください。


まずはご相談ください

「頭も洗えるか試してみたい」「ベッドでの洗髪方法を詳しく聞きたい」——体験会場(東京・大阪)もご用意しています。

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*本記事は2026年5月時点の情報に基づいています。感覚過敏への対応については、お子さんの主治医・作業療法士にもご相談ください。*