中心静脈カテーテル(CVライン)は、輸液・中心静脈栄養・薬剤投与のために大きな静脈に挿入・留置するカテーテルです。在宅で中心静脈栄養(HPN)を受けているお子さんや、長期療養中のお子さんで使用されています。

CVラインがある状態での入浴は、カテーテル感染(カテーテル関連血流感染:CRBSI)のリスク管理が最優先です。入浴の可否・方法は必ず担当医・訪問看護師の指示に従ってください。

※ CVラインがある場合の入浴方法は、必ず主治医・訪問看護師の指示を確認してから行ってください。


CVラインの種類と入浴への影響

種類による違い

種類特徴入浴への影響
外部型CVライン(ヒックマンカテーテルなど)チューブが体外に出ているチューブと刺入部の防水が必要
皮下埋め込みポート(リザーバー)ポート本体が皮下に埋め込まれ、使用時のみ針を刺す針を抜いた状態では防水が比較的容易

使用しているカテーテルの種類によって入浴時の対応が異なります。担当医・訪問看護師に確認してください。


入浴前に必ず確認すること

□ 担当医・訪問看護師から入浴の許可が出ているか

□ カテーテルの刺入部・ドレッシングに異常(発赤・滲出液・剥がれ)がないか

□ ドレッシングが入浴(防水)に対応しているか

□ 輸液を止める時間・クランプの手順を確認したか

□ 入浴後のドレッシング交換の準備ができているか


防水管理の方法

外部型CVラインの場合

チューブの刺入部・チューブ全体が濡れないよう防水する必要があります。

防水の方法:

  • 刺入部を防水フィルムドレッシング(テガダーム・オプサイトなど)で覆う
  • チューブをビニール袋・防水カバーで保護する
  • 防水した上からさらにテープで固定し、隙間がないことを確認する

注意点:

  • 防水が不完全な場合は浴槽入浴を避け、ベッドサイドケアにする
  • 防水フィルムの下に水が入った場合は入浴を中止し、訪問看護師に連絡する

皮下埋め込みポートの場合

針を抜いた状態であれば、刺入部のドレッシングを防水フィルムで覆うことで入浴できる場合があります。ただし、皮膚の状態・ドレッシングの状態を毎回確認し、担当医の許可を得てから行ってください。


ベッドサイドケアが推奨される理由

CVラインがある場合、浴槽への入浴よりスイトルボディを使ったベッドサイドケアの方が感染管理の観点で安全なことが多いです。

  • 浴槽の水(カビ・細菌が繁殖しやすい環境)に刺入部が触れるリスクがない
  • シャワーの水飛びがなく、刺入部の防水管理がしやすい
  • ベッド上で安定した体位のまま実施できる
  • CVラインの刺入部周囲を避けながら、それ以外の全身を洗える

「CVラインがあるからお風呂に入れられない」と思っていたご家族が、スイトルボディで全身をきれいに洗えるようになったというケースがあります。

スイトルボディの使い方を詳しく読む


入浴後のケア

  • 防水フィルムに水が入っていないか確認する
  • 入浴後は速やかに訪問看護師の指示に従ってドレッシングを交換する
  • 刺入部の発赤・腫れ・熱感・滲出液がないか観察する
  • 異常があれば訪問看護師・主治医に連絡する

よくある質問

CVラインがあると、お風呂には絶対入れないですか?

カテーテルの種類・状態・担当医の判断によります。適切な防水管理ができれば入浴できる場合もあります。ただし感染リスクを考えると、ベッドサイドケアに切り替えることを検討することをお勧めします。

入浴後にドレッシングが濡れていました。どうすればよいですか?

すぐに入浴を中止し、訪問看護師に連絡してドレッシングを交換してもらってください。濡れたドレッシングは感染リスクが上がります。

輸液中でも清潔ケアはできますか?

輸液を一時的に止める・クランプするタイミングは訪問看護師と相談して決めてください。輸液中のまま清拭・部分ケアを行うことは可能です。


まずはご相談ください

CVラインのあるお子さんのベッドサイドケアについて、スイトルボディを使った方法をご案内します。

資料請求・お問い合わせはこちら →


*本記事は2026年5月時点の情報に基づいています。CVラインのある方の入浴は必ず主治医・訪問看護師の指示に従って行ってください。*